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私の憧れのクルマ
横浜から東京へと行く場合、普段使う高速道路は、東名と第三京浜の二本です。でも、東名は料金が高いので、多くの場合、第三京浜を使います。第三京浜道路は、横浜の保土ヶ谷から乗って、東京の瀬田というところで環八に繋がります。
横浜の会社に勤めていたぼくも、車を使って東京へと行く場合、やっぱりよく第三京浜を使いました。今ではもうたぶん料金も違っているかもしれませんが、ともかくこっちのほうが安かったからです。
ぼくが運転免許をとったのは、大学二年生のころでした。アルバイトをしながらカネを貯めて教習所へと通い、無くなるとまたアルバイトをしてカネを貯め、また教習所へと通うということを繰り返していましたので、仮免までいくのに半年近くもかかってしまいました。でも、教習所ってところは、半年で仮免までいかないとダメになるのだそうですね。それを聞いて、ビックリしたぼくは、もうアルバイトどころではなくなってしまい、残りの期間を必死で教習所へと通ったものでした。
そんなぼくが就職して、専用の営業車を与えられた時は、ともかく嬉しかったです。
もっとも、ほとんど車は使わなかったのですけれど、それでも辺ぴな場所へと出向かねばならないこともありましたので、そんなときは使いました。まずは東京へ出て、環八をずっと上って、関越道路へ出て、埼玉を越え群馬の先へと行き、関越を下りて一般道路へ出てずっといくと、そこら辺りからはもう山また山の山道をずっと越えて行ったのを覚えております。
ところで、そこら辺りの山道というのは、なんと石だらけのゴツゴツ道だったのです。それこそ10キロかそこらのスピードでも、車体がガタゴトと揺れて、それに合わせてぼくの身体もユラリユラリと揺れて気分が悪くなりそうでした。その時でした。ぼくの後ろから、ちょっと小さめのトラックのような車がやってくるのでした。
その車は、4WDというヤツで、こんなデコボコ道でも、スイスイやってくるのです。頑丈そうな車体、大きいタイヤ。いかにもこんなところでも走りそうな奴で、後ろからグングンやってくるのです。しかも、助手席には、若い女性。ちなみにぼくが乗っていた車は、トヨタの1200CC。もちろん、こちらは仕事で、助手席は空。そうでなくとも、空でしたけど。
その時、ぼくは痛烈に思いました。どうせ乗るなら、こんな車だなって。ちなみに、その車の正式な名前は、いまだに知りません。ただ、4輪駆動車であることは、確かなようです。
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